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外反母趾の治療器具・・・矯正用装具
外反母趾の矯正用装具として、靴の中に入る装具も、いろいろ市販されています。
多くは伸縮性ベルトで、親指を親指の付け根の内側に向けて引っ張る装具です。
しかし、これには致命的ともいえる、欠点があります。
一つは伸縮性ベルトの矯正力が弱く、靴の圧迫力や体重、筋力に対抗するにはほど遠い矯正力しか、発揮できないことです。
二つ目は、伸縮性ベルトの牽引方向が、親指と平行に近いので、矯正力となる横方向に働く力が小さいことです。
そのため、十分な矯正力を得ようとすると、過大な軸圧が付け根の関節にかかってしまいます。
外反母趾が進行する靴を履いて歩行する間にも、矯正力を維持しよう、という考えはいいのですが、現実には靴の中ではほとんど役立っていません。
またこの装具を使って満足し、ハイヒールを履き続けて外反母趾をひどくする人が多くいるので、注意が必要です。
また、最近では、いわゆる開張足、横アーチの破綻が外反母趾の原因であるという事から中足部を広がらないように締め付ける、サポーターを追加した装具が出回っています。
この装具も椅子に座っている分には、広がった足がせばまりスマートになります。
しかし、立って、足に体重をかければすぐに広がってしまい、効果があまりありません。
広がらないほどのサポーターを履けばあっという間に足先がむくんでしまいます。
もちろん、非伸縮性のベルトで締めれば、荷重をかけても広がらず効果的です。
しかし、幅の狭いきつい靴を履くのと同じことですから、長時間つけるのは辛いことです。
また伸縮性のサポーターは、サポーターや装具に使われている材質の伸縮性が、簡単に手で伸ばせる程度ですから、体重に抵抗して、足の幅を維持する効果はあまり期待できません。
いずれにしても、外反母趾では足の親指の付け根の内側が靴に当たって炎症を起こし痛いので、足の幅を抑えるのに一番効果的な指の付け根を押さえることができません。