外反母趾は遺伝する?
「母親も姉も妹もみんな外反母趾です。外反母趾は遺伝するのですか?」
こういった質問は大変多く、耳にします。
たしかに、母親や祖母などの親類関係に外反母趾が多い場合、その子供世代にも外反母趾が発生する率は多いようです。そうなると外反母趾はやはり、遺伝的な疾患のひとつなのでしょうか?
実際のところ外反母趾は医学的に厳密な意味での遺伝性疾患ではありません。
ですが、骨格の特徴は遺伝するので、母親が外反母趾になりやすい骨格をしているのであれば、その子どもも外反母趾になりやすい身体的特徴が受け継がれるといえます。
しかし血液型のように、明らかには遺伝するものではありません。
原因は遺伝的な体質と、靴や筋肉のアンバランス、運動不足など環境因子が半々です。
親御さんが外反母趾の場合には、特にお子さんの靴に気を付けた方が良いでしょう。
男性も外反母趾?
若年性外反母趾といって、18歳以前のハイヒールをはかない時期に起こる外反母趾は遺伝性(骨格の遺伝性)の影響がもっとも強いようです。
女性だけでなく男性にも身体的特徴が受け継がれますが、男性であると外反母趾になりにくい性質の方がまさり、骨格の形状は似ていても外反母趾にはなりにくいようです。
通常でも男性1人に対して女性の外反母趾は10人といわれていますから、母親が外反母趾であってもその息子にまで影響が及ぶ事はとても少ないといえそうです。
外反母趾のつらさを経験しているお母さん、おばあちゃんは、その娘や孫にまで危害が及ばないよう、外反母趾になりやすい体格という事を常に頭にいれ、子供の靴や歩き方などを充分に注意してあげる事が大切です。
外反母趾は生活習慣が及ぼす病気とも言われています。
早いうちから正しい歩行などを身につける事で、たとえ親が外反母趾であっても、子供をそれから守る事は充分可能となるのです。