« 2007年08月 | メイン | 2007年10月 »

2007年09月 アーカイブ

2007年09月11日

外反母趾は遺伝する?

「母親も姉も妹もみんな外反母趾です。外反母趾は遺伝するのですか?」

こういった質問は大変多く、耳にします。

たしかに、母親や祖母などの親類関係に外反母趾が多い場合、その子供世代にも外反母趾が発生する率は多いようです。そうなると外反母趾はやはり、遺伝的な疾患のひとつなのでしょうか?


実際のところ外反母趾は医学的に厳密な意味での遺伝性疾患ではありません。

ですが、骨格の特徴は遺伝するので、母親が外反母趾になりやすい骨格をしているのであれば、その子どもも外反母趾になりやすい身体的特徴が受け継がれるといえます。

しかし血液型のように、明らかには遺伝するものではありません。

原因は遺伝的な体質と、靴や筋肉のアンバランス、運動不足など環境因子が半々です。

親御さんが外反母趾の場合には、特にお子さんの靴に気を付けた方が良いでしょう。


男性も外反母趾?


若年性外反母趾といって、18歳以前のハイヒールをはかない時期に起こる外反母趾は遺伝性(骨格の遺伝性)の影響がもっとも強いようです。

女性だけでなく男性にも身体的特徴が受け継がれますが、男性であると外反母趾になりにくい性質の方がまさり、骨格の形状は似ていても外反母趾にはなりにくいようです。

通常でも男性1人に対して女性の外反母趾は10人といわれていますから、母親が外反母趾であってもその息子にまで影響が及ぶ事はとても少ないといえそうです。


外反母趾のつらさを経験しているお母さん、おばあちゃんは、その娘や孫にまで危害が及ばないよう、外反母趾になりやすい体格という事を常に頭にいれ、子供の靴や歩き方などを充分に注意してあげる事が大切です。


外反母趾は生活習慣が及ぼす病気とも言われています。

早いうちから正しい歩行などを身につける事で、たとえ親が外反母趾であっても、子供をそれから守る事は充分可能となるのです。

2007年09月13日

外反母趾を招く歩き方

よく若い女性に見られる足の変化に「指上げ歩き」があげられます。

これは、指先を上げ、また足指を縮こまらせ、足指が地面に接地しない歩き方で、逆に指を浮かせて指の付け根で歩いてしまう歩き方のことです。

この歩き方自体が外反母趾へと発展するのではありませんが、問題なのは指上げ歩きをしているほとんどの人が自分の悪い歩き方に気付いていないという点なのです。


自分の足の異常や悪い歩き方を自分ではなかなかチェックしたり、自覚することができません。

なぜなら見本となる健康な足や足型、それにしっかりした歩き方等を見たり、参考にする機会がないからなのです。

この歩き方を続けていれば、衝撃を多く受けてしまい、次第に骨だけが出っ張る「仮骨性外反母趾」になっていきます。

指上げ歩きは日々の生活の中で地面からの「過剰な衝撃」をより多く蓄積し、X線には写らない過労性の骨破壊を引き起こしてしまうことになり、やがて限界を超えた時、痛みとなって現れます。


歩き方からくる多くの障害


今、若い女性に起こっている「変形性膝関節症」、「腰椎ヘルニア」、「脊髄分離症やすべり症」、「変形性頚椎症」と呼ばれる障害や頭痛・肩こりの根本原因も、この指上げ歩きによるクッション作用の著しい低下が原因だったのです。

指上げ歩きは身体の重心をかかとに移動させ、身体を不安定にしてしまっているのです。


では、外反母趾を含め様々な足からくる疾病を防ぐ歩き方とはどのようなものでしょうか?

正しい歩き方とは、まず踵を地面に着けて、足の裏全体を地面に着け、つぎに足の指で地面を蹴って進むやりかたを言います。

ファッションモデルの訓練などでハイヒールを履いて行う歩き方教室などは健康のためではなくファッションのためのものであり、これらは身体にとっては正しい歩き方ではありません。

女性でも大股で歩くのが健康的です。

健康に良い靴を履いてから正しく歩きましょう。

ファション性の高い靴を履いて健康に良い歩き方はできません。

2007年09月24日

サンダルやスリッパが脱げないように指上げ歩き

外反母趾の原因はハイヒールや先の細い靴を履くからだと思っていませんか?

しかし、一概にそうとは言い切れないのです。

なぜなら、最近はハイヒール等を履かない小中学生の女子にも外反母趾が多く見受けられるからです。

また過去において、ハイヒール等を履いたことがない農村の人々であっても外反母趾の女性が少数ではありますがいました。

これらのことからも分かるように、「先の細い靴が足の指を圧迫するから外反母趾になる」とは言い切れないのです。

靴は確かに外反母趾を起こしやすいですが、最大の原因ではありません。


本当の原因は、ハイヒールやパンプスなど靴が脱げないように無意識に足指を上げるように縮め、靴の内側に引っ掛けてしまうことだったのです。

足首にベルトのないヒールの高い靴って、歩いているときに脱げやすいですよね。

急いで歩こうとしたときに、靴が脱げてしまったことがあるという方も多いのではないでしょうか?


また、普段ハイヒールを履かない方は、スリッパならイメージがわくかもしれません。

スリッパで階段を上がろうとしたときに、スリッパが脱げてしまった事はありませんか?

そしてスリッパが脱げないように、一生懸命スリッパに足指で押さえつけてあがった経験はありませんか?

その歩き方が、まさに指上げ歩きなのです。

このような指を靴に引っ掛けた歩き方をすることによって、足裏の筋肉が使われず、次第に親指が曲がり、更に指が上がることで親指の付け根を強く打ち付ける歩き方をしてしまうため、骨が出っ張って外反母趾になってしまうのです。以上をまとめると次のようになります。


外反母趾を引き起こす指上げ歩きの正体とは・・・

靴やスリッパが脱げないように足指を一生懸命上げるように縮めてしまう動作にある。

皆さんも、自分の歩き方を意識してみましょう。足指を靴の上側に押し付けていたら要注意ですよ!

外反母趾用ストッキング

それでもどうしても仕事柄ハイヒールをかかせない女性というのも多くいる事でしょう。

「外反母趾になるのが嫌だからヒールは履きません」

そういってまかり通るものなら良いのですが、職場ではそんな意見は聞き入れてもらえないのがほとんどですね。


そんな場合、たよりになるのが外反母趾用ストッキングです。

市販の外反母趾用ストッキングは足裏のバランスを整え、正しい歩行を行える事で足自体をもスリムへと導くと女性に大変人気があります。

親指付近にはパッドが取り付けられ、親指のつけ根にかかる圧力を分散し、パンプスやフローリングの衝撃からも足を守ってくれます。

通常使用されているパットは、衝撃吸収力と圧力分散性能に優れた人工筋肉がほとんどです。

抗菌・防臭力もあり、汗や汚れから出る嫌なニオイをカットします。あたりが非常にソフトで、パンプスやフローリングの衝撃から足をすみやかに守ってくれます。


また、中足部が締めてあるので横アーチが再生され、しっかり足指を使った正しい歩行が可能です。

正しい歩行をする事により、足首・ふくらはぎ・太ももへの過剰な負担を軽減してくれます。

これらを用いる事でむくみのない、すっきりスリムな脚をサポートすると共に軽い外反母趾・内反小趾も防いてくれるというのですから利用しない手はないですね。

超薄型の為パンプスでも違和感なく履けるという事で外反母趾になりやすい販売員さんなどでは常用している人がとても多いのだとか・・・。
但しなってしまった外反母趾を治療する力はありませんので、あくまでも予防として取り入れるものと考えてください。

2007年09月25日

歩き方の指導は10歳までに

外反母趾と歩き方に綿密な関係がある事はすでにお話しましたが、では自分の歩き方のクセを知って、あなたはそれをすぐ改善する事ができますか?

「解ってはいるけれど、なかなか直せなくて」
「気がつくと元の歩き方に戻ってしまってるんです」

そういう方も大変多くいらっしゃると思います。

長年歩き続けた方法、それが悪いと解ったところで正しい歩行法に変えるのは、とても時間がかかり困難を有します。

もともと、足の形は十代までに発達し、十代後半に完成していきます。

この段階で正常に発達させていくことで大人の体へとバランスよく成長していくことができるのです。


子供のころに身についた悪い癖の歩き方が成人したときに外反母趾などの足の変形や痛み、肩こり、腰痛、頭痛などの全身症状を引き起こすことになります。

歩き方は10歳までに体せ覚え、思春期に完成され、自分の歩き方が確立されます。

子供に特徴的にみられる症状に成長痛と呼ばれるものがあります。

特定に原因がないのに、夜寝ているときに足に痛みが起こるものです。

くり返し成長痛を起こす子供の足を診ると、足の形が変形していたり、合わない靴をはいていたり、バランスの悪い歩き方をしていたりすることが確認できます。


成長期の子供の足は軟骨成分が多く、どうしても変形しやすい傾向にあるのです。

子供のころからきちんと合う靴をはき、バランスのとれた姿勢や歩き方を心がけることが重要です。

子供の成長痛を確認し、靴の減りなどを常にチェックして、正しい歩き方をきちんと指導してあげましょう。

About 2007年09月

2007年09月にブログ「外反母趾の治療法ガイド 外反母趾を矯正して楽になりましょう!」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年08月です。

次のアーカイブは2007年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。